みかんの皮 

ハーブティーや、薬草茶を作る事が多く、いろんな種類の茶葉、食材を集めてます。
値が張るものもあるので、食事用に購入した食材から、種や皮などお茶用に乾燥させたり、煎ったりする事もしばしば。

先日作ったのは、みかんの皮の乾燥させたもの。
みかんの皮は、漢方などでも調合するときに用いられるようですが、生の薬効と、乾燥したものの薬効が違うそうです。

ネットで調べると、完全無農薬みかんを探す人が多いですが、値段も高くなるし、普段スーパーなどでも入手しづらいため、国産ならさほど問題ないだろうということで、あまり気にせず市販されているみかんを使っています。

購入したら直ぐに、まるごとのまま、ぬるま湯で洗って、キッチンペーパーで拭きます。そのあとすぐに皮をむいて、重ならないようにキッチンペーパーなどを敷いた器やトレーに並べます。
(剥いた実は容器に入れておいて、デザート等で食べます。剥く手間が省けて、常備できるし楽で助かります。)

時々、裏返しながら、外に出して干したり、室内の綺麗な場所で干したりを繰り返して、水分が抜けたところで、乾燥剤と共に容器にいれて保存します。

乾燥したみかんの皮、「陳皮(ちんぴ)」の出来上がりです。

干したみかんの皮「陳皮(ちんぴ)」の薬効

胃の具合を整える、鎮痛効果、食欲不振に良い、嘔吐や下痢、しびれ、咳や痰、風邪、冷え性に良い など

以前は、お茶に使うのではなく、乾燥した皮を粉にして、料理のアクセントに使ったりしていました。
かなり爽やかな香りがして、風味も良いので、柚子がないときにも、みかんの皮(陳皮)の粉で代用がOK。

肉料理の時にもさっぱりして合うし、お料理がおいしくなります。

最近では、体調に合わせて、ブレンドしたお茶を煮出す時にも、陳皮(ちんぴ)をブレンドします。少し爽やかな香りがして、美味しいんですよ。
風邪をひきやすい方にも、効果があると思います。


何年か前、みかんの皮を干して保管していたけれど、粉にするのが面倒で放置していました。久しぶりに見ると、色が変わってたので捨ててしまいましたが、漢方では古いほど良いとされるそうです。十分使えたのかもしれないと思うと、惜しい事をしました。