葬儀の時の読経料金 (葬儀は何式で行なうか決めましょう。)



前に書いた、葬儀の記事に続いて、葬儀関連の話題です。
以前の記事では、通夜と葬儀の2日に渡って行なうものと、一日葬の違いについて違いを書きました。

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二日葬儀でも、一日葬儀でも、葬儀を依頼した時、宗教はなにを選んで見送るのか、決めなければいけません。

特に宗教を信仰してなかったり、無宗教の方や、宗教的な形を入れない場合は、無宗教の形での葬儀となります。
手を合わせるだけとなり、儀式や読経などもないので、あっという間に終わってしまうようです。
家族葬儀や無宗教の葬儀でも、読経などの代わりに、ご本人の趣味の品や、今までの写真を来られた方に見ていただいたりも出来るそうですが、それらも集まるメンバーによって、それがふさわしいかどうか考えないといけません。

最初に問い合わせた時に、基本的に必要で掛かる金額や、何をどうしたらいいか、電話などで確認しましょう。
その時点で、会社によって少しですが、差があったりしますので、判断材料になります。

うちは、仏教式を選びました。
葬儀の時に仏教式を選んだ場合の読経料金についてですが、何社か問い合わせてみると、多少の金額の違いはありましたが、だいたい同じ金額でした。

それぞれ、葬儀社の方に○○宗などと伝えると、その宗派のお坊さんを手配していただけます。
お墓などが既にあり、どこかのお寺の檀家に入っているのなら、まずはご自分の家や(家系)が縁しているお寺に、相談するのが一番でしょう。


問い合わせで、だいたい多かった答えがこちらです。
(2015年当時)

通夜の読経が5万円。(お布施)
葬儀の読経が5万円。(お布施)

通夜、葬儀と二日に続いてする場合は、合計で10万掛かるという事になります。
また、葬儀社によっては、若干の金額の差もあったように記憶します。
初七日などの読経で、プラスされるのかもしれません。
葬儀社でも、各地方によって、料金(お布施)も差があるかもしれません。
だいたいこの辺りは、周辺の同業者同士で横並びのようですね。

仏式にした場合、葬儀社から一緒に聞かれるのは、白木の位牌の用意と、戒名をどうするかについてです。
戒名も、葬儀社を通してのお坊さんに、頼む事も出来るようでした。
その場合は、別途金額が掛かります。

うちには檀家寺があったので、戒名などは檀家寺に頼むつもりでしたが、葬儀の読経には遠方のため、来てもらえるのか分からなかったため、檀家寺に確認してから、葬儀社へ返事をするようにしました。
檀家寺から葬儀の日に、葬儀場へ来ていただき、葬儀お経と共に、初七日のお経をあげていただくことにしました。
檀家寺から来てくれない場合は、葬儀社を通して、同宗派の僧侶の読経を頼んだと思います。

当日、檀家寺のお坊さんに、一緒に戒名も持ってきていただき、当日にお寺さんに葬儀などの読経料金と戒名代金を一緒にしたものをお渡ししました。
金額は30万でした。
別途、お足代もお渡しします。

葬儀屋さんに檀家寺から来てもらい、読経と、戒名については対応してもらうことを告げれば、その部分は葬儀屋さんでは料金が発生しないため、お寺さんとの直接のやり取りとなります。
葬儀屋さんに、檀家寺から僧侶の方が来ることを伝えておけば、家族とお坊さんが控え室で話せるように場所や、時間を作ってくれます。
戒名は決まった時点で、葬儀社に伝えておけば、それに沿って対応してくれるはずです。

檀家寺さんへのお布施ですが、こちらも読経や、戒名などのお布施の金額も、お寺や、地域により違いがあると思います。宗派によるものなのか、周辺のお寺同士でかは分かりませんが、だいたいの金額は横並びで決まってるようです。
何代も前から、お寺にお世話になっているようならば、各家庭に、葬儀の時にかかった費用などの記録もあるとおもうので、事前に昔の記録を纏めたり、調べておくのも、いざという時に焦らずに済むと思います。
何十年も昔だと、金額が若干変わってることもあるかもしれません。

葬儀屋さんでの依頼の場合は、神道や、仏教キリスト教など、各宗教ごとに準備があるようですので、それらは心配せず、相談されるのがよいと思います。
新興宗教は分かりませんが、葬儀場でセレモニーの場合は、担当の方にお願いすれば来てださる形になるかもしれません。それを、葬儀屋さんと打ち合わせしておく事になると思います。)

この他に、葬儀の際に掛かる費用は、場所(会場)を借りる料金、花代、焼場での料金、司会料金、葬儀に来てくださった方へのお食事や、お茶、お酒、お茶菓子、お返しの品、お手伝いくださった方への志(お香典の受付係、お茶など配膳のお運びさんへ)などが必要となります。
細かなことは、葬儀屋さんから聞いてくれますので、必要かどうかなど判断しつつ、決めていきましょう。
亡くなった日から、葬儀日が遠い場合、葬儀当日まで遺体を保管する際にも、保管場所を借りたり、自宅で保管する場合もドライアイス代などの料金が掛かります。こちらは、それぞれ日数分必要です。
ドライアイスなどは、葬儀屋さん、もしくは業者さんが新しいものを設置してくれますが、回数分となります。

一日葬だと、通夜、葬儀の二日間よりは、料金はその分抑えられると思います。
それでも、決して低すぎる料金ではありませんでした。

葬儀会場も、会場によって、システムが違います。
会場を借りる費用とは別に、祭壇の料金が必要だったり、会場料金にさらに別途費用が必要だったりと、いくつかパターンがあるので、最初に葬儀屋さんに費用は抑えたいことなども予め話しておくと良いと思います。
別途料金の掛からない、お得な祭壇込みの会場や、部屋代だけなどもあります。
また、地域によっては、焼場がなかったり、市区町村での決まりごとに沿って、焼却にも別途料金が必要になる場合もあります。

とにかく、問い合わせの段階でも、見積もりの段階でも、ほんとうに心ある良い葬儀屋さんなら、親身になって対応してくれます。
うちは、危篤の状況になってから、夜遅くに急いで探しました。
身内や家族が多くない場合、看病にいくのと、私生活と、今後のことを決めたりするのにも、頼れる人も居ないので、ほんとうに大変でした。
思い切って、夜中にでも電話をしないと、とてもじゃないですが、それらの用意も出来ませんでした。
数件、夜中に電話での問い合わせをしましたが、結局は、一番親身に対応してくれたところに決めました。
ホームページは美しく、『24時間いつでも連絡を』と表記しているのに、料金やシステムについて尋ねると、態度の悪い受付だったところがありました。
そのお陰で、料金だけではなく、話しやすく、親身になってくれる方がいるところを頼ろうと、決断する事ができましたが、家族が危篤状態の時に、困って連絡しているのに、ページのイメージとは異なり、心無い対応の会社には、ほんとうに腹が立ちました。
みなさんも、信頼できる葬儀社や、担当者さんを、ぜひ見つけてくださいね。
分からないことがあれば、親身になって教えてくれますし、最後までしっかり対応して下さいますよ。

葬儀が終わった後も、宗派によっては、四十九日法要があったり、納骨をしたり、本位牌を作ったりと、いろいろと続きますから、費用も必要となります。
本位牌は、宗派によっては必要ない場合もあります。
また、機会があれば、記録と、何かのお役の立つと良いと思うので、葬儀関連の話も書きたいと思います。